必須脂肪酸(EFA)
人の生命に極めて重要な成分であるオメガー3(リノール酸)、オメガー6(リノレン酸)、オメガー9の3種のオイル(脂肪)のことであり、脂肪は、飽和脂肪(悪玉)と不飽和脂肪(善玉)の2つに分類されます。
人体は飽和脂肪も必要とすることもありますが、ほとんどは悪玉の脂肪なので避ける必要があります。不飽和脂肪は善玉の脂肪で、心臓、循環器、脳、皮膚といった重要な器官や組織に必要な栄養成分です。
下記に必須脂肪酸(EFA)について記載しています。
●EPA(エイコサペンタエン酸)
がん、心臓病、脳卒中、動脈硬化、高血圧、糖尿病など、いわゆる生活習慣病予防・改善に。
●DHA(ドコサヘキサエン酸)
脳の活性化、血液中のコレステロール濃度を低くし、動脈硬化などの心臓血管系の病気に。
●アラキドン酸
免疫力改善や皮膚炎症状の改善に。
EPA(エイコサペンタエン酸)
魚油に多く含まれるn-3系の多価不飽和脂肪酸で、ハマチ、サンマ、イワシ、マグロなど脂肪の多い魚全般、あるいは筋子などに含まれています。
アトピー性皮膚炎や気管支喘息、花粉症などアレルギー疾患に対する予防・治癒効果、あるいは慢性関節炎など炎症性の症状に効果があることが報告されており、さらに。血液の流動性を高めて血栓の生成を抑え、血管に付着して動脈硬化の原因となる血液中のコレステロール値を下げる働きも明らかになっており、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞などの生活習慣病を抑える効果があると言われています。
がん、心臓病、脳卒中、動脈硬化、高血圧、糖尿病など、いわゆる生活習慣病予防・改善するために利用されています。
DHA(ドコサヘキサエン酸)
癌、心臓病、脳卒中、動脈硬化、高血圧、糖尿病など、いわゆる生活習慣病や、中性脂肪、コレステロールの低下、アトピーやアレルギーの改善などに効果があると言われています。
一時期、頭が良くなるということでブームにもなりましたが、DHAを摂取して頭がよくなるのは、生まれた後のことばかりでなく、胎児の時期から既に影響を受けていると言われています。
また、老化やボケも予防できる(十分にとり、絶えず脳に刺激を与えると残った神経細胞を活性化)させるなど様々なはたらきがあります。
野菜や大豆、植物油などを食べると、それに含まれているα-リノレン酸という成分が肝臓の中でDHA(ドコサヘキサエン酸)に変化し、血液によって必要な器官へ送られますが、その量は少量であると言われています。それに対して魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)がそのままの形で含まれているので、肝臓で変換しなくても直接効率よく摂取することができます。魚の種類によってDHA(ドコサヘキサエン酸)の含有量には大きな差がありますが、イワシやサバなどの青い背の魚(青魚)がより多く含んでいます。青魚以外ではウナギ、鮭、筋子などにも豊富に含まれています。
脳の活性化、血液中のコレステロール濃度を低くし、動脈硬化などの心臓血管系の病気になりにくくするために利用されています。
アラキドン酸
体内で合成されないので、食物から摂取しなければなりません。アラキドン酸の供給源としては、肉類、魚介類、レバー、卵などの動物性脂肪分です。
取り入れたアラキドン酸は、体内でプロスタグランディン2という物質に変わり、免疫系や神経系の機能調節や血圧調節作用などに関与し病気の予防や改善をします。また、皮膚や胃壁の保護作用・肝細胞を保護・催眠作用・胎児の発育向上・止血作用向上といったはたらきもあります。
さらに、脳細胞を作ったり、学習能力や認知応答力を高めるはたらきをしています。そのため、多く摂取すれば学習能力や記憶力、認知応答力を向上させる効果があるとされています。また、鬱状態や気力低下などにも効果的にはたらくとされています。
欠乏症になると、肝機能の障害・胎児、乳児の正常な発育の阻害・皮膚異常・免疫機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。妊娠後期の胎児や出産直後の乳児の健全な発育のために必要な栄養素でもあります。
免疫力改善・高血圧・胃潰瘍・皮膚炎・アレルギー症状の改善などに利用されています。成人1日あたりの目安量は240mgと言われており、過剰摂取すると逆効果も起こるので、摂り過ぎには気を付けましょう。
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